いそご多文化共生ラウンジでは、2023年9月より磯子区内の小・中学校から12件の母語支援依頼を受け、22人の生徒さんを支援してきました。経験のあるボランティアはもちろん、初めて活動するボランティアも緊張しながら、外国につながりのある児童生徒の学校生活を支えています。学校現場に入り一人で活動するボランティアが疑問や悩みを抱えていることは少なくありません。私たちは学校と語学ボランティアの架け橋としてできることを見つけたく、そして、まだまだ不足している語学ボランティア人材を発掘するため、今回の語学ボランティア交流会を企画しました。

そんな想いで迎えた当日、会場には既に語学ボランティアとして活躍されている方々(登録者)と、まだ活動はしていないけれども関心のある方々(未登録者)が、18名お集まりくださいました。
参加者の自己紹介、ラウンジの小・中学校への派遣状況などを共有した後、滝頭小学校国際教室の先生より学校現場のお話をうかがいました。その中で「母語支援ボランティアの方がいることで、子どもたちが毎日楽しく学校に通い、勉強に臨むことができています。」というお話がありました。
参加者は先生や教員経験のあるボランティアからのアドバイスに真剣に耳を傾け、また、積極的にお話しされていました。子どもたちに日本語や各教科を支援する時に使う教材、子どもたちと交流する方法など、様々な話題についてディスカッションしました。学校現場での課題が少しずつ見えてきたような気がします。ラウンジは学校とボランティアの橋渡し役ですが、それ以外の役割もあると再確認させていただきました。貴重なお話をたくさん聞くことができ、有意義な時間となりました。


交流会の後、4名の参加者が新規で登録してくださいました。ありがとうございました!!
これからのご活躍を応援しています。
横浜市内の外国につながりのある児童生徒の学ぶ環境がより整うよう、私たちラウンジもできる限り協力させていただきます。
語学ボランティア交流会は、引き続き来年度も開催する予定です。また、みなさんといろいろなお話しができることを楽しみにしています。