【報告】3月1日 外国につながりのある新小学1年生・中学新入生の保護者向け講座を開催しました

2025年3月1日(土)、外国につながりのある新小学1年生・中学新入生をもつ保護者向け講座が開催されました。参加者は全員中国語圏の方でしたので、資料は日本語で用意しましたが、当日は中国語で進行しました。

小学校編

日本では、お子さんの新入学のために準備する物が多すぎることも相まり、これから始まる子どもの学校生活に悩まれる外国籍の保護者の方々は多いと聞きます。いそご多文化共生ラウンジでは、そうした悩みに少しでもお答えするため、本講座を通しみなさんの疑問にお答えしました。

「小学校ガイドブック(愛知教育大学発行)」を参考に、学用品などの実物をお見せしながら新入学時に用意する物はもちろん、各学年で準備する物などを紹介したり、学校での勉強や生活についてお話ししたりしました。特に母国では使用しない物や、上履きの記名方法、防災ずきんと雑巾の使い方など丁寧に説明しました。参加してくれた年長のお子さんが、その場で防災ずきんをかぶってくれました。「かわいいですね!」参加された方々から、防災ずきんの使い方がよく分かりました、との声が聞かれました。

中学校編

中学生の保護者の方々へは、思春期のお子さんが生活リズムを整え、楽しく学校生活を送るための過ごし方を紹介しました。外国につながりのある生徒への支援制度を始め、来日して間もなく迎える高校受験に重点を置いて説明、また、2025年度神奈川県の公立高校入学のためのガイドブックを参考にしながら、受験までの流れ、在県外国人の特別募集、出願方法、学習面でのアドバイスなどをお話ししました。保護者の方同士が情報交換をされる良い機会ともなりました。

新小学1年生・中学新入生のお子さんをもつ保護者向け講座は今回で3回目になりますが、毎回異なる質問にお答えしながら、私たちスタッフも一緒に勉強させていただいています。
この2年間のラウンジ活動を経て、いつも温かく誠実に外国につながるみなさんと接しているうちに、ラウンジは信頼できるところだと、少しずつみなさんが認めてくださるようになってきていると感じています。これからも、来館される外国人のみなさんのサポートができるよう、ラウンジスタッフ一同努力を続けていきたいと思います。

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