昨年9月より、いそご多文化共生ラウンジでは磯子区内の小中学校から計11件の母語支援依頼を受けました。経験のあるボランティアはもちろん、初めて活動するボランティアも緊張しながら、外国につながりのある児童生徒の学校生活を支えています。学校現場に入り一人で活動するボランティアが疑問や悩みを抱えていることは少なくありません。私たちは学校と語学ボランティアの架け橋としてできることを見つけたく、そして、まだまだ不足している語学ボランティア人材を発掘するため、今回の語学ボランティア交流会を企画しました。
そんな想いで迎えた当日。会場には、既に語学ボランティアとして活躍されている方々(登録者)と、まだ活動はしていないけれど関心のある方々(未登録者)にお集まりいただきました。まずは、参加者の自己紹介、ラウンジの小中学校への派遣状況などを共有しました。その後、二つのグループに分かれ、登録者グループは支援活動現場でのエピソードや心得などを情報交換し、未登録者グループは横浜市教育委員会の母語支援ボランティア制度の説明を受けました。

登録者グループのみなさんは、教員経験のあるボランティアからのアドバイスに耳を傾けながら、積極的にお話しされていました。学校現場での課題が少しずつ見えてきたような気がします。ラウンジは学校とボランティアの橋渡し役ですが、それ以外の役割もあると再確認させていただきました。貴重なお話をたくさん聞くことができ、有意義な時間となりました。

未登録者グループは母語支援ボランティア制度についての説明後、みなさん、語学ボランティア登録をしてくださいました。ありがとうございました!
これからのご活躍を応援しています。

最後は二つのグループが合流しお茶菓子を楽しみながら、新登録の参加者による経験者のみなさんへの質問タイムとなりました。活動についての質問に具体的にお答えいただき、新登録者のみなさんも活動を身近に感じてもらえたように思います。また、活動にあたってのコツのようなものも少しつかんでいただけたのではないでしょうか。
横浜市内の外国につながりのある児童生徒の学ぶ環境がより整うよう、私たちラウンジも引き続き協力させていただきます。
今年度中に、第二回語学ボランティア交流会の開催を予定しています。みなさんのご参加をお待ちしています。