4月23日火曜日にプレイグループを開催しました。こどもの日が近いので、今回のテーマは「端午の節句」。常連の方から、初めて参加してくださった方まで、この日は合計8組の皆さんが集まってくれました。
端午の節句の飾りに込められた願い
まずはこいのぼり、兜、かしわもちとちまきなど、写真を見ながらお話ししました。
端午の節句に鯉(こい)を飾るのは、中国の故事(古くから伝わる言葉)に由来があります。皆さんは「登竜門」という言葉を聞いたことがありますか?登竜門とは、ここを突破すれば成功につながる関門、という意味の言葉で、中国の黄河にある滝を登り切った鯉が竜になった伝説が元になっています。この鯉の滝登りにあやかって、生命力の強い子に育つよう、そして激流にも逆らえるよう、立身出世の象徴として日本でも伝えられるようになりました。
また、鯉は沼や池といった清流以外の場所でも生きられる丈夫な魚です。そのような鯉の性質から、どんな環境にも乗り越えて、力強く生き抜くことができますように・・・という願いを込めてこいのぼりが飾られています。鯉はとても縁起の良い魚なんだそうです。
フィリピン人のママやインド人のママたちは、こいのぼりを見たことはあったけれど、どういう意味なのか知らなかったと、とても興味をもってくれました。
新聞紙で兜(かぶと)づくり
端午の節句には、鎧(よろい)やかぶとを飾る風習もあります。子どもを病気や事故から守り、丈夫に育ってほしいという願いを込めて、身を守る道具だった鎧やかぶとを飾っています。今回は新聞紙を使って、みんなで「かぶと」をつくりました。
英語と日本語の手遊び歌をそれぞれ3曲ずつ、合計6曲。皆さんの笑顔がたくさん見られました。