10月19日(土)午後1時から3時まで、磯子駅前のロータリーのすぐ右手に位置する磯子3丁目団地の中庭で、横浜市磯子地域ケアプラザ、URコミュニティ横浜南住まいセンター共催の「磯子3丁目団地わくわくフェスティバル」が開催されました。
磯子消防署、横浜市社会教育コーナー、コナミスポーツクラブ磯子、磯子地区自治会町内会有志など、地域で活動する団体が中庭に結集し、それぞれの活動を発信しました。いそご多文化共生ラウンジからは、スタッフ2名、ベトナム人ボランティア1名が参加しました。
この日の出し物は、これまでのお祭りでも人気の「ゴミ分別ゲーム」。子ども用のビニールプールには、30種類以上のゴミのサンプルが入っています。その中から一つずつマジックハンドでつかんで「プラゴミ」「古紙」「紙パック」「ビン」「燃えるゴミ」などのケースに入れ分別してもらいます。
スタッフのアイディアで、ゴミのサンプルも多文化共生ラウンジらしくグローバルです。ベトナムのお菓子の箱、インドのスナックのプラスチック包装紙、中国の茶筒、ハロウィンのキャンディの包みなど、世界の国々からやってきた、色とりどりのゴミたちに子どもたちはわくわく、群がるようにやってきました。
このゲームのルールは、5つのゴミを正しく分別した人に、ガラポンを回して賞品をもらえる権利があるというもの。はやる気持ちを抑えながら、やっと5つゴミの分別を終えた子どもは、ガラポンに走り寄り、ボールが出るまでハンドルを回します。赤いボールが出たら1等賞、黄色なら2等賞、緑は3等賞、その他の色は4等賞です。1等賞のかわいらしいぬいぐるみが欲しくて、何度もやってくる子どもたちもいました。
遠い外国から来た子どもたち、ベトナムの子連れ家族、中国から来日したばかりの母子など、参加者92名のうち4割強は外国ルーツの方たち。次から次へとやってくる参加者への応対に、ベトナム人ボランティアのMさんは、息つく間もないくらいの忙しさでしたが、3丁目団地に住む若いベトナム人家族と母語で会話を楽しむシーンもありました。
強風の吹き荒れる日で、ゴミサンプルが何度も吹き飛ばされ、周りの団体のボランティアの方たちまで巻き込んでゴミ回収に奔走するなど、ハプニングも多い午後のひと時でしたが、新しいプラゴミ回収への理解を広め、いそご多文化共生ラウンジを知っていただくための良い機会となりました。